インフォメーション

2026年09月25日(金)  11:00

千葉県、災害について

昨今、千葉県でも大雨や台風による冠水、浸水、土砂崩れなどの被害が各地で発生しています。

「一部地域の被害」といっても、市単位で見れば決して小さな話ではありません。

山を背負った地域、川の近く、海の近く。
実際に自分の目で見れば、地滑り、土砂崩れ、冠水など、場所によって大きな被害が出ていることがわかります。

そして災害で本当に大変なのは、その後です。

濡れた家財を運び出し、泥をかき出し、床や壁を乾かし、生活できる状態へ戻していく。

水を吸った畳も、当然交換が必要になることがあります。

そんな今だからこそ、畳屋として考えてしまうことがあります。

それが、熊本県産い草・国産畳表の供給不足と価格高騰です。

熊本地震以降、生産農家や織り手の減少、設備や生産体制など、さまざまな事情が重なり、国産畳表を取り巻く環境は大きく変わりました。

 

生産者にも生活があります。
原材料費、人件費、設備費も上がっています。

当然、適正な利益も必要です。

ただし、その事情だけで価格上昇の話を終わらせてしまっていいのでしょうか。

私はここに、もう一つ大きな問題があると思っています。

この問題について、畳業界の中でなかなか踏み込んだ議論がされないことです。

「熊本も大変だから」
「生産者が減っているから」
「国産だから高くても仕方がない」

それだけで終わらせてしまえば、その価格は問屋から畳屋へ、そして最後はお客様へと渡っていきます。

でも、そのお客様にも生活があります。

まして災害で被害を受けた方なら、畳だけを直せば終わりではありません。

床、壁、家財、電気設備、車など、生活を元に戻すためにたくさんのお金が必要になります。

そこで国産畳の交換費用まで大きく上がっていたら、どうなるでしょう。

実際、畳屋である私自身が、お客様に対して、

「今こんなに高いなら、無理して畳にしなくてもいいんじゃないですか?」

と言ってしまうことがあります。

畳を売ることが仕事の畳屋が、です。

これは相当深刻なことだと思っています。

お客様が「高いから畳をやめよう」と考える以前に、畳を扱っている側が、お客様の生活や負担を考えれば畳を積極的に勧められなくなっている。

そこまで来ているということです。

本来、日本の畳には、できることなら日本で育てられた良質ない草を使ってほしい。

ところが国産品が手の届きにくい価格になれば、中国産を選ばざるを得なくなる。

さらに価格が上がれば、

「じゃあ畳じゃなくていい」

という選択肢まで出てきます。

それでは、いったい何を守っているのでしょうか。

国産い草を守るための価格が、結果として国産い草を使う人を減らし、畳そのものを使う人まで減らしてしまったら、本末転倒です。

そして私は、この疑問を業界内で口にすること自体が難しくなっていることにも危機感があります。

生産者が苦労していることと、現在の価格や流通のあり方が持続可能なのかを議論することは、別の話です。

生産者を責めたいわけでも、問屋を責めたいわけでもありません。

むしろ誰かを悪者にして終わらせるのではなく、

「この価格のままで、10年後も普通の家庭が国産畳を選べるのか?」

という話を、もっと正面からする必要があると思っています。

過去の災害や苦労を伝えることも大切です。

しかし、それを価格上昇の説明だけに使い続けるのではなく、これからどうやって供給を安定させるのか。
どうすれば現実的な価格で届けられるのか。
どうすれば若い世代にも畳を選んでもらえるのか。

そこまで含めて考えなければ、「国産い草を守る」という言葉だけが残ってしまいます。

災害は熊本だけで起きているものではありません。

千葉県でも、全国各地でも起きています。

被災した人たちは、その後の生活を立て直すために必死です。

だからこそ、

生産者が続けられること。
問屋が続けられること。
畳屋が続けられること。
そして、お客様が無理なく畳を選べること。

その全部が成立しなければ、畳文化は残りません。

価格について話すことを避けない。
供給について話すことを避けない。
業界のあり方について疑問を持つことも避けない。

言いにくいことだからこそ、畳に携わる人間が議論しなければならないと思っています。

畳屋自身が「畳じゃなくてもいい」と言わなければならない状況を、当たり前にしてはいけない。

作る人、届ける人、施工する人、そして使う人。

そのすべてが無理なく続けられる環境を残すこと。

それが本当の意味で畳文化を残すことだと、畳deCo物は考えています。

 

本来であれば

もっと強く語気を強め

大きく問題点を挙げていきたいところですが

このような、お知らせの場で申すことでもないので

控えめにさせていただきます。

 

 

2026年08月26日(水)  15:35

新規畳

縁無畳「銀白 穂波」施工

通常の6畳敷きから、縁無畳へ敷き方を変更しました。

使用した畳表は
DAIKEN「銀白 穂波」

白茶色 × 黄金白 × 乳白
3色を組み合わせています。

同じ6畳という空間でも、
畳の大きさ、向き、色の組み合わせを変えることで、
従来の6畳敷きとは違った表情をつくることができます。

畳は、古くなったものを新しくするだけではありません。

「どう敷くか」まで含めて、部屋をつくる。

縁をなくし、色を組み合わせ、敷き方を変える。

そして今回のような縁無畳も、
畳表の状態によっては「裏返し」が可能です。

さらに将来、雰囲気を変えたくなったときには、
縁無畳から縁付き畳へ変更することもできます。

「縁無にしたら、ずっと縁無」ではありません。

裏返して使う。
縁を付けて表情を変える。
新しい畳表へ張り替える。

畳だからこそ、暮らしや好みの変化に合わせて、
その先も手を入れながら使い続けることができます。

今ある和室を活かしながら、
これまでとは少し違う空間へ。

IMG_6905.jpeg

「畳を床から解放する ― 新規芸統という考え方」

新規芸統

伝統から生まれ、まだ伝統ではないもの。

畳には、長い歴史があります。

敷く。
座る。
寝る。

日本の暮らしの中で受け継がれてきた畳は、長い時間をかけて「床にあるもの」として完成してきました。

畳deCo物は、その伝統を否定するのではなく、
そこから新しい枝を伸ばしたいと考えています。

畳を、床から解放する。

身につける。
持ち歩く。
家具になる。
あらゆるものも
世界へ持っていく。

畳表、畳縁、畳職人の技術。
その根っこは、これまで受け継がれてきた畳の伝統にあります。

けれど、そこから生まれるものは、これまでの畳とは少し違う。

帽子になった畳。
バッグになった畳。
椅子になった畳。
そして、まだ誰も見たことのない畳。

私たちは、これを
「新規芸統」
と考えています。

伝統工芸を名乗るための言葉ではありません。

伝統から枝分かれし、
まだ名前も歴史も持たない、新しいものづくりの系統。

今はまだ、伝統ではない。

けれど作り続け、次の人へ渡り、時間を重ねた先で、
いつか誰かが「あそこから始まった」と振り返るものになればいい。

伝統を守るだけではなく、伝統から次の伝統を生み出す。

それが、畳deCo物の考える
新規芸統です。

 

2026年07月08日(水)  23:00

ONE HAND JAPAN Carry a Japanese room in one hand.

ONE HAND JAPAN  Carry a Japanese room in one hand.

ONE HAND JAPAN

 

Carry a Japanese room in one hand.

 

畳deCo物は、畳を床から解放し、日本文化を新しいかたちで日常へ届けるものづくりを進めています。

 

畳、和の素材、手に触れる感覚。

そのすべてを、これからの暮らしの中へ。

 

新しい展開を準備中です。

 

2026年07月08日(水)  16:00

障子と網戸 張り替えできます

障子と網戸 張り替えできます

障子・網戸の張り替え承っております!

 

畳deCo物では、畳だけでなく障子・網戸の張り替えも承っております。

 

対応サイズは、基準サイズの三尺から四尺五寸まで。それ以下のサイズでも問題ありません

雪見障子の張り替えにも対応しております。

 

「障子が破れてしまった」

「網戸が古くなってしまった」

「張り替えをお願いしたい」

 

そんな時は、お気軽にご相談ください。

 

【対応内容】

・障子張り替え(基準サイズ三尺~四尺五寸)小さな障子も大丈夫です

・雪見障子張り替え

・網戸張り替え

 

一枚からでも承ります。

丁寧な施工で、お部屋を気持ちよく快適な空間へ整えます。

 

 

お見積り・ご相談はお気軽にお問い合わせください。

 

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